1)これまでの家計プランまとめ
イラスト引用 |
家計は稼ぐ、貯める、増やす、それと支出を減らすと要約できます。その為に一度は家計簿を付けて現状を知りましょう。損益計算書、キャッシューフロー、バランスシートで収支と財務状況が見えるようにして投資と回収を進めながら資産を増やしていくことだと思います。
その場しのぎ的な家計プランではなくて、中長期的に家計のプラニングをして貯蓄を始めるべきです。遅くても30代から始めたいものです。
2)二人以上世帯の貯蓄額はいくら
毎年5月に総務省の家計調査が発表されます。それによると2014年の2人以上家庭の貯蓄額平均値は1739万となっています。統計にはリタイヤして退職金を運用している人も含んでいます。
このうち勤労者世帯は全体の51%でこちらの平均は1244万です。平均で見るのがいいかどうかです。例えば貯蓄1億の人が1人、100万の人が9人の平均は1090万になります。しかしほとんどの人は100万ですから平均は目安ぐらいですかね。
もう一つの指標として金額の低い世帯から高い世帯へ並べていき中央になるのが中央値で、これもグラフに表されています。これでみると全体で1023万、勤労者世帯で735万と統計に出ています。
こんなに貯蓄しているのかなと思うぐらいすごいです。30代の方に貯蓄例として参考になりますかね。詳細は総務省のHPで見る事ができますよ。
◆下記の年代別層別表
もっと具体的に噛みくだいたなデータがありました。貯蓄ガイドの伊藤氏が分析されているコラムを引用させてもらいます。年代と貯蓄額と負債額と純貯蓄額を層別した表でわかり易いです。30代未満―貯蓄288万、負債333万 純貯蓄▲45万、30代―貯蓄628万、負債1011万、純貯蓄▲383万と20代30代ではこうなっています。負債はマイホーム住宅ローンが主で純貯蓄がマイナスの債務超過となっている家庭が多い。
しかし40代は収入が増える年代でもあり純貯蓄はプラスに転じています。平均値なのでみんながそうではありません。40代も負債を抱えている方はあると思われます。しかし貯蓄高をみるとすごいなあと思います。
貯蓄ガイド伊藤加奈子氏データ引用 2014年
年代
|
貯蓄現在高
|
負債現在高
|
純貯蓄額
|
30歳未満
|
288万
|
333万
|
▲45万
|
30代
|
628万
|
1011万
|
▲383万
|
40代
|
1049万
|
994万
|
55万
|
50代
|
1595万
|
607万
|
988万
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60歳以上
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2384万
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148万
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2236万
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全体
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1739万
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499万
|
1240万
|
これを見ると60歳以上でも148万と借金があることが分ります。これも平均なのでもっと多い家庭もあると推測できます。
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3)金融行動に関する2015年世論調査
また家計の金融行動に関する世論調査2015年データによると貯蓄額平均で1209万円、中央値で400万円になっているそうです。さらに調査では30代で「貯蓄なし」と回答した世帯が30%もあって増加傾向だそうです。将来本当に格差社会に進む不安に駆られます。
貯蓄なしを除く金融資産保有世帯でみると30代で平均717万円 中央値405万円、40代で平均974万円、中央値600万円でとなっています。ここでの金融資産とは流動資産を指します。
この記事を見ていかがですか?たまには同年代家計の状況をみるのもいいでしょう。貯蓄モチベーションアップになりましたか?30代今から家計をどうしょうかです。
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